投資初心者の入り口となれるか?folio(フォリオ)の実力を調べてみた。
株式投資というと、何か敷居の高い資産運用方法だと思いますよね。
もちろんこれまでのイメージでいうと、ある程度お金に余裕を持っている人がその資産を運用するためのもの、もしくはトレーダーのような職業のイメージがどうしてもあります。
しかし、最近では、初心者でも、それこそ株の知識がなくても参加できる株式投資の方法があります。
それが、ロボアドバイザー型の投資。
今回はその中でもテーマ型投資で有名な「FOLIO」に焦点を当ててその実力を見てみましょう。
日経が好調だった今日 私のロボアド運用も最高益更新しました。 (╹◡╹)利確はまだしない。 pic.twitter.com/poxPPfZXvG
— ロボアドバイザー投資比較君 (@robotadviser1) 2018年9月28日
ロボアドバイザー型の投資って何だ?それはAIによる投資
簡単にいえば、AIによって投資先を決めてくれる投資術ということになります。
投資初心者にとってみれば、何よりも一番むずかしいのが、どこにどれくらい投資をするべきなのか?ということですよね。
しかも、これを人間のアドバイザーに聞いて行えば、当然そこには手数料が大幅にかかります。
しかし、これをAIに任せることで、初心者にもわかりやすく、そして安価に投資をしてもらおうというのがロボアドバイザー型の投資というわけです。
FOLIOって何だ?テーマ型投資の大手
Folio(フォリオ)はロボアドバイザー型の投資の中でもテーマ型投資といわれる投資を行っているサービスです。
テーマ型投資とは何か?
テーマ型投資とは、いわゆる企業に名前で投資するのではなく、会社の種類に投資するやり方です。
具体的には、○○株式会社の株を買うというよりも、たとえばヘルスケアに関する会社の株を買うとか、IT系の株を買うというように業種で株を買うやり方です。
つまりこの方法だと、これから盛り上がりそうな業種や業態という大まかな目標設定で株を購入することができます。
しかも一社に投資するより業種や業態に対して分散して投資することで、リスクを分散し、大きなマイナスを生み出さないという投資方法でもあります。
しかし、その業態の企業をリストアップしそして投資金額をどれくらい配分するのかという計算は、玄人でもなかなか難しいもので、敷居の低い投資方法ではありませんでした。
FOLIOはそれをAIがやる
そんな中、FOLIOの場合は、そんな企業のリストアップと資金の配分をAIがやってくれます。
もちろんすべてをAIが代わりにやってくれるものではありませんが、それでも、たとえば自分で業種を選び投資スタイルとして「責めた投資をしよう」とか「守りに徹しよう」などといったものを選ぶだけです。
あとは、FOLIOが算出した分散割合に応じて投資を行うだけ。
FOLIOに支払うのは、売買の時にかかる5%の手数料だけで、アドバイス料やその他さまざまな作業に対するお金がその都度かかるということもありません。
FOLIOの実績
テーマ型ロボットアドバイザー投資のFOLIO。
ここではその実績を見てみましょう。
・FOLIOは儲かるの?損しないの?
まず前提として、これが株式投資である以上、絶対に儲かるとか絶対に損をするとか言えません。
しかし、イメージとして、一か八かのギャンブルの様な株式投資ではなく、ある程度安定した低リスクの資産運用であることは間違いありません。
ですので、結論的には大きく儲かることも大きく損をすることもないというのが正解です。
しかし、銀行に預金するよりは利益も大きく、いわゆるミドルリスクミドルリターンの投資といえるでしょう。
FOLIOは初めやすいの?
これはもう始めやすいというのが正解です。
一般の株式投資といえば、普通は最低50万円や100万円といったお金が必要なのですが、FOLIOはなんと10万円~投資に参加することができます。
しかも、わかりやすく使いやすインターフェイスで使い方もまるで簡単です。
また、フォリオは定期的に、運用のバランスを設定し直してくれますし、売却のタイミングも教えてくれます。
(リバランス)
LINEを通してスマホからも使うことができる予定なので、初心者にはある意味最適な投資方法といえますね。
2018年10月18日 LINEスマート投資が開始。
folio LINEスマート投資 LINEのウォレット内に追加されてた。ƪ(˘⌣˘)ʃ pic.twitter.com/Eww7brNoMR
— ロボアドバイザー投資比較君 (@robotadviser1) 2018年10月18日
これでLINE経由でfolio活用ができるようになりました。
どれほどの人が投資デビューするのか気になりますが、最低限のリテラシー
確定申告などの知識が必要なので、そのあたりのフォローアップも充実させてほしいですね。
folio(フォリオ)の口コミ 評判は?
先週スタートしたフォリオ投資 若干のマイナスですが まーこんなものでしょう。#ロボアドバイザー #ウェルスナビ #楽ラップ #theo #WealthNavi #folio #フォリオ #テーマキラー pic.twitter.com/sV64ulzBF6
— ロボアドバイザー投資比較君 (@robotadviser1) 2018年4月29日
FOLIOに対する口コミは、総じて評価が高いようです。
特に「簡単さ」や「便利さ」というものを評価している人が多く、その簡単便利な使い勝手とともに「安心感」についても評価が高くなっています
もちろん、どんどん儲かるや、ドンと資産が増えるというような人はいないようですので、そこまでの利益は期待できないものの、安心して銀行に預けるよりは高い運用ができるというのが共通認識のようです。
なお、極端に低い口コミというのは発見できませんでした。
ということは、大幅に損をしてしまった人はまずいないということの証拠だと思って間違いはないでしょう。
・・・・↓追記
2018年10月 日経平均が24000円突破し、私も利益を得ていたのですが、まさかの世界同時株安で大幅マイナスに転落。 ネガティブな口コミが増えてきました(^^;
まー 世界同時株安だからしょうがないけど、どのテーマも厳しいね(´Д` )
— ロボアドバイザー投資比較君 (@robotadviser1) 2018年10月17日
folioテーマ株 #株価 pic.twitter.com/djEICfllPU
folio 今日はマイナス圧縮^ ^ 創業100年というテーマが追加されてた。
— ロボアドバイザー投資比較君 (@robotadviser1) 2018年10月17日
folio普及するか心配になってきた。インターフェイスとか良いけど、なんか一円パチンコやってる感じというか、意識高めの情弱ターゲットになりかねないなー pic.twitter.com/fbM77oYtIU
folio(フォリオ)もWealthNavi(ウェルスナビ)もtheo(テオ)も全てプラス推移
folio wealthnavi Theo 全部➕だー
— ロボアドバイザー投資比較君 (@robotadviser1) 2018年5月11日
ロボアドバイザー優秀^ ^#ロボアドバイザー #ウェルスナビ #楽ラップ #theo #WealthNavi #folio #フォリオ #テーマキラー #資産運用 #仮想通貨#フィンテック pic.twitter.com/kILJeQmQ9q
配当金計算書は郵送なんですね
Folioで株を買ってるから、ちょいちょい配当金計算書が郵送で届くんだけど配当金が25円とか。これってwebかメールで確認出来るようにしてもらえないんすかね?配当金よりこれを郵送するお金の方が高そうなんですけど。
— tamadon (@tamadon3776) 2018年5月15日
日本株中心ですね。
ロゴアドのFOLIOに関心があるけれど、出てくる企業が日本企業が殆どなのが少し残念。でも狙いはとても好き
— とかげのて (@tokagenote) 2018年5月14日
確かに黒封筒カッコイイ。なんかデザインに対する意識が高いですよね。
フォリオのウェルカムレターかっこいい。中にQRコードが入ってるだけなんだけど、法律で住必須なのかな?住所確認?そのあとのWebフォームもイケてるし顧客体験へのこだわりが見てる。 pic.twitter.com/8Ph7ZygbKm
— Toshi Ishizaki (@tiszk) 2018年5月12日
テーマキラーとFOLIOの比較
テーマ型投資サービスとして、FOLIOと並んで人気なのがテーマキラー。
かつてS株Now!と呼ばれていたサービスで、SBI証券によってリリースされているサービスです。
ここではその二つについて比べてみましょう。
基本的にほとんど変わりない
まず、様々な要素から検証してみていえることは、二つのサービスにほとんど差はないということです。
必要な初期費用は10万円からですし、投資の手数料も5%と全く同額で、使いやすさやそのシステムにおいても、ほとんど同一のサービスといって差し支えないほどです。
ただ、テーマキラーだとNISA(少額投資非課税制度)利用が可能に対して、folio(フォリオ)だとNISA利用はできません。
(いずれ対応するとは思いますが、現時点では未対応)
テーマ内の銘柄への配分率こそ、両者に違いが出てきますが、初心者が見てそれがどう違うのかはわかりませんし、どちらもそれなりの利益を出してくれますので、あまり注目ポイントとはなりません。
一番の違いは使いやすさ
しかし、両者に違いを見出そうと思えば、一つだけあります。
それが「使いやすさ」です。
こういった形のサービスにおいてやはりFOLIOに一日の長があるのか、インターフェイスの見易さ者使いやすさはテーマキラーのそれとは大きく水をあけてよいものになっています。
ある意味使いやすさというものは初心者にとって大事な要素ですので、その点ではFOLIOに大きく魅力があるといっていいでしょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)やtheo(テオ)とFOLIOの比較
テーマ型ロボットアドバイザー投資のFOLIO。
では、ロボットアドバイザー投資として、知名度を誇るWealthNavi(ウェルスナビ)やtheo(テオ)と比べたらどうなのでしょうか。
・まったく違うサービスだと思っていい。
テーマ型投資として、自ら儲かりそうなテーマを選んでいくfolio(フォリオ)。
それに対してウェルスナビやテオといったサービスは、いわゆる投資一任サービスと呼ばれるもので、預けたお金をAIによって自動で運用していくサービスです。
つまり、FOLIOに比べ他の二つは丸投げ感が強いということになります。
もちろんWealthNavi(ウェルスナビ)もtheo(テオ)も、無料診断を行うことで、投資家の傾向を把握しそれにのっとって投資家の投資方針を決定していきますので、完全に丸投げとは言えません。
しかし、やはりFOLIOと比べれば、オートメーション感は否めず、違うスタイルのサービスといっていいでしょう。
Folio(フォリオ)は自分で売買の意思決定、注文作業が必要です。
私は、folio(フォリオ)だけではなく、WealthNavi(ウェルスナビ)、theo(テオ)も利用して資産運用もしていますが、確かに最初の入金以降は今のことろ何もしていません。
結局は好みの問題
積極的に自分で投資にかかわっていきたいというのでなければ、もうここからは好みの問題です。
「FOLIO」の場合、自分で好きな職種や業種を選んで、その中の企業での比率などをAIに決めてもらいますが、最終的にそれでいくかどうかの判断をして購入するのは、自分です。
しかし、ウェルスナビやテオの場合は、ある程度の金額を預けることによって、あとは、それで何をどの程度買ってという配分を決めて購入するまですべてセミオート。
いわゆる銀行に預けているような感覚で、投資ができるというわけです。
もし少しでも自分で関わりたいと思い、そして、預けっぱなしでにするのは不安だというならばFOLIOを、完全に丸投げでも構わないならウェルネスナビやテオを使うといいでしょう。
ロボットアドバイザーの登場で投資のハードルは下がっている
「資産運用をバリアフリーに」はfolio(フォリオ)がかかげるテーマ。
これまで、日本人の資産運用の花形といえば、間違いなく預貯金でした。
しかし、いまではその利息はほとんど0に近く、どれだけ長く預けていてもほとんど変わらないというような状況になっています。
そこで投資に注目が集まり、このようなロボットアドバイザー投資が生まれてきたのです。
その中で今回注目したFOLIOは、テーマ型投資を、初心者でも簡単に行える手軽さと、株式投資としてはイメージにない安定感を持っていることで、確実に株式投資のハードルを低くしています。
普通の株式投資やFXより敷居が低く、預貯金よりも高利回りを期待できるこのような投資の形は、今後注目のトレンドとなるといっても過言ではないのです。
最後に、株式会社FOLIO CDO、広野 萌(ひろの はじめ)さんと代表の甲斐 真一郎の出会いエピソードが素敵だったので、引用させていただきます。(スタートアップ ベンチャー企業の熱さというか、成長、未来 葛藤が感じられる良記事です。)
たかがFOLIOという1サービスの開発に、23歳が2年もの時間を捧げてしまった話 | hajipion.com
甲斐が僕との食事に指定してきたのは……
なんと サイゼリヤ だった。
何かの間違いというかサイゼリヤっていう店が六本木にあるんだ~と思いググってみてもやっぱりあのサイゼリヤしかなくて、出会い頭軽い挨拶もいいところそのことに突っ込んでみると、彼はこういった。
「10年間外銀にいたしそりゃお金にはそれなりに余裕があるけど、起業しようって決めて会社辞めてからは、これから入ってくれるエンジニアや皆のためにお金を使いたいと思ってるから、あまり無駄遣いはしないようにと決めてるんだよ」
僕はこの一言をきいて彼を他のどの起業家よりも信用し、踏み込んでプロダクトを共に創ろうと考えた。
このくだりを読んで、ベンチャースピリット&人間性というか を感じて、folio(フォリオ)投資を開始したんですよね。 folio(フォリオ)上場前の株式を、利用ユーザーが購入できるみたいなシステムがあれば面白いだろうな~と。